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同居人がおもちゃのキーボードを買った。楽しめているようなら何より。

グールモン『色づくし』読み終わる。巷に氾濫するエロが大雑把な濃い味付けのコンビニ弁当とすれば、『色づくし』のエロは一見さんお断りの高級フランス料理店の、大皿にポツンと一口分しかない何か。もう二口、三口と欲しいけどお皿はそっけなくさげられてしまう。

最後の訳者の著者紹介読み他の作品も気になった。そこにふとマラルメの詩を引いてあり、それがなんとなくヴァレリー『海辺の墓地』を思わせたのでぱらりとめくった。やっぱりくずおれそうになった。

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