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給湯器交換で復活✌︎ お湯の安定して出る暮らし万歳。

夕方溝口健二雨月物語』観に文博へ。同居人は二回目で、一回目にひとりで観た後「あれはやばい」としきりに私に言ってきた理由がわかった。終わったあと静かに拍手した。

幽玄で怪奇で京マチ子がぶっ飛んでいる、それだけでなく、妻や子にまつわる現世的人情の題材がいい塩梅で絡まっていて、終わり方も「つましい日常を穏やかに生きる」というところに着地した感じがやさしく好ましく感じられた。森雅之有島武郎の息子ということを先に知っていて、有島さんの『小さき者へ』という我が子たちに宛てた随筆?がずっと大好きだったので、森雅之が子を抱いているシーンはつい(『小さき者』だ……)と思ってしまった。