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京都市立芸大の現代音楽研究サークル「club MoCo」の演奏会に行った。シェーンベルクなどに興味津々の同居人に引っ張られる形で行ったけれど、大変面白かった。特に最後のラッヘンマンムーブマン』、特殊奏法てんこ盛りで一体何をしているのかと緊張しっぱなし目を見張りっぱなしで、25分があっという間だった。20近い種類の打楽器をたった三人で捌いていたのがすごかった。スーパーマルチタスク。一番の盛り上がりどころは彼らの見せ場で、めちゃくちゃかっこよかった。

弦と菅は、弓で弦をシャカシャカやったりコントラバスがバチィンとやりすぎなピッチカートをしたり、クラリネットがマウスピースを外して管に息を吹き込んだり筒の入り口を掌で叩いてポンポンと音を出したり、トランペットはどん兵衛ミニの空皿をミュートのように使ったり。楽譜がどうなってるのか見てみたい。

帰りに同居人が「音楽が音楽であるギリギリのところ」みたいに感想を言っていて、たしかにと思った。現代音楽はもしかしたら音源より生で見て聴いたほうがよほど楽しいのかもしれないと知った。

学生さんたちの、演奏後のほっとした表情が若々しくて、かわいらしかった。演奏会があったらまた行きたい。