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ジャック・ロジェ『トルテュ島の遭難者たち』を観た。その日の最終回だったので、昼間に週末の家事を頑張って済ませたらふたりとも疲れてしまい、映画やめて焼肉にしようかと心が逸れつつ初志貫徹。

素晴らしかった。青と白と光がひたすらに美しかった。真夜中や暗がりのシーンをほとんど真っ暗のままで撮るので、そのあとに来る太陽が眩しくて、何度も本当の日差しに対してするように目を細めた。ツアー初日の最初の朝日が目に沁みるように眩しくて泣きそうになった。

話の破天荒な転がし方、ユーモアセンスも最高。音楽もよかった。

帰りは深夜でいいバスがなかったので、途中まで電車であとは歩きで、でも始終ふわふわと楽しい気持ちだった。焼肉にしないでよかった。

「道は開けている。まだ何も見えないが」